これまで滅多になかったことだが、会社のことを少し書いてみたい。2月もはや1週間が過ぎ、今年度も残すところわずか2ヶ月足らずになった。社員はよく頑張ってくれていると思う。にも拘らず、会社の業績は社長が期待するほどには伸びていない。
　　今年度は、会社設立以来の好業績になる見込みである。素直に喜びたいのだが、今年はそれでは足りない特殊な事情がある。今年度の決算内容次第で、会社の将来の存続が左右されることになる、そんな重要な年度なのである。

　　我が社がよってたつ人材派遣事業も紹介事業も、国の許可事業である。5年毎に許可の更新をしなければならない。今年、我が社はその許可更新の年にあたる。更新のためには色々な条件をカバーしなければならない。その条件自体、最近ハードルが非常に高くなった。
　　一番問題なのは、派遣事業許可条件としての会社の財務内容である。最低限の純資産の額や現預金の額が決められている。最近その額が突然2倍になってしまった。
　　当社は開業後数年間、赤字を続けた。それが尾を引いて、許可条件を充たすのが難事業なのである。難事業も難事業、並大抵のハードルの高さではない。

　　まずは今年度の決算で相当程度の黒字を計上することが至上命題となる。それでも不足する部分については増資が必要になる。増資に関しては、社長である私の責任である。何とかしたいが、それにも限度がある。
　　社員のみなさん、自らの生活を守るために、あと2ヶ月、しゃかりきになって頑張ってもらいたい、売上を伸ばしてもらいたい・・・社長から社員への心の底からのメッセージである。（2012.02.08）