2012-03-16
381) 今朝の新聞記事から
☆児童手当合意
「民主、自民、公明3党が子ども手当に代わる新手当の法案修正に合意した」とある。どう変わろうと対象外の年代なので全く関心がない。制度の内容を知りもしない。
しかし名称をめぐっての3党の協議経過は面白いと思った。
自公政権時代には「児童手当」と呼ばれていた。民主党政権に変わって「子ども手当」に変わった。今回の与野党協議ではその名称をめぐって最後まで紛糾したそうだ。
自公が「子ども手当」では絶対に駄目だという。それではというので民主党が提案したのが「子どものための手当」とは馬鹿みたい。もちろん自公は反発。民主もついに「子ども」の文言を諦めたが、自公時代の名前には戻したくないと、「児童成育手当」「児童のための手当」と譲歩を重ね、最後は政権交代前の「児童手当」に逆戻りしたらしい。
どっちでもいいけど、こんなことで国会が時間を空費していることに怒りを覚える。
☆厚生労働省、パワハラに専門相談員配置
最近はパワハラという言葉をよく耳にする。法廷に訴えられるケースもあるようだ。上司からの叱責や指導は仕事につきものだ。そのことによって部下は成長し、一人前になってゆく。どこからが指導でどこからがパワハラなのか、神経質になりすぎると企業の経営はなりたたなくなる。
パワハラと感じるかどうかは、結局は当人の受け取り方次第だろう。少子化で兄弟げんかすることも、親から怒られることも少なくなり、ひ弱な若者が増えている。昔は当たり前だった上司の叱責が、パワハラと呼ばれるようにになり、人間も企業もだんだん弱くなってゆく。
☆巨人「標準額」超す契約金・・・球界ルール形ばかり
プロ野球読売巨人軍のルール破りも気になった。主力選手の入団に際し、球界で申し合わせた契約金を上回る高額の契約金で、何人もの有力新人を釣っていたという。
内部の機密文書が持ち出されてバレタらしいが、巨人軍の社長曰く「最高標準額は目安であって上限ではない。ルール違反は一切なかった」と訳の分からないこと甚だしい。球界がこんな汚いルール破りを許していては、子ども達のプロ野球によせる夢が破れてしまう。
それにしても巨人軍は、新人に限らずドラフトでも、昔から金に物を言わせていい選手を集めてきた。なのに・・・どうして強くならないのだろうか。(2012.03.16)