2012-03-12
377) 私の 3月11日
さて、私にとっての「3.11」は、亡き母を偲ぶ日だった。当日、長兄によって、鹿児島の田舎、生まれ故郷で、亡き母の七回忌の法要が催されたのである。
近くに住む妹夫婦の車に便乗させてもらって、妻と一緒にお参りしてきた。
朝は5時に出発して、行きは5時間半、帰りは道路の混み具合もあって6時間半の日帰りドライブの旅。3時間半ほどのお寺さんでの法事の時間を除いて、12時間を車の中で過ごしたことになる。
今日は眠たいし、体中が痛い。老体には少々無理な旅程だったようだ。
長兄は81歳、もともとが糖尿を患っているし、最近転倒して脚を骨折したとかで、杖をついている姿が、痛々しかった。いつもならお小言の一つや二つ頂戴するところ、今回はそれもなかった。いつもになく寡黙だったのも、歳を重ねたせいかもしれない。
お喋りが持ち前の、82歳の姉も元気がなかった。弟は体調が優れずに欠席だった。みんな、みんな年とともに歳をとる。
夜の9時前、帰宅したらシロが出迎えてくれた。シロも老体、衰弱が目立つ今日この頃なので、不在の間にもしかのことがおこったらと懸念していたのだが、元気に留守番出来て一安心だった。(2012.03.12)