2013-11-21
504) 柳亭 燕路
当地、北九州市小倉北区出身の真打落語家。1959年生まれの54歳。小倉高校から早稲田大学教育学部を卒業後、頼み込むこと幾度か、1982年十代目柳家小三治に入門。1997年真打に昇進。同時に七代目柳亭燕路を襲名。
小倉北区自治総連合会65周年記念事業の案内をもらった。
事業の名称は「健康を考えるつどい~健康は笑いから」
早い話が、当地出身の落語家「柳亭燕路」の高座である。
テレビでなく、ナマの落語を一度聞いてみたいと思っていた。
というので、時間中ではあったが出掛けてみた。
(一刻も惜しんで懸命に働いている社員さん、ごめんなさい)
早めに着いた会場は、既にご年配の男女で満員だった。
1時間半のつどいは、講演と高座と質疑応答の3部構成。
講演は「笑いの向こうに明日が見える」という演題だった。
話の中身に格別印象に残るものはなかったが、
至る所に笑いをとる話術はさすがに落語家だと思わせた。
高座は古典落語の「笠碁」という演目。
「碁敵は憎さも憎し懐かしし」という川柳のとおり、
碁敵でかつ幼なじみの旦那二人が繰り広げる人情噺。
二人の意地の張り合いがおかしかった。
最後は会場からの質問に答える質疑応答の時間。
突拍子もない質問が出ても慌てず騒がず当意即妙、
答えるだけでなくその都度笑いをとる応答には感心した。
私も1時間半の大笑い、幾らか寿命が延びたかもしれない。
(というわけです。社員さん、大目に見てください)
(2013.11.21)