2013-11-20
503) ボルダリングジム
違う方向から見るとマンションのようでもあるビル
駅と反対側にあるためその前を通ることが殆どないビル
人が出入りするのを見たことのないビル
当社の入居ビルとは広い道路を挟んで対面のビルのことだ。
常日頃、なにやら不思議なビルだなぁ、と思ってきた。
最近そのビルの1階に新たに店舗が開店し、幟が立ち並んだ。
怪しげな店が開店したなぁ、というのがその時の印象だった。
しばらく近づかなかったが、恐る恐る覗きに行ってみた。
内部の壁には色とりどり、大小様々な石が埋め込んである。
その壁は垂直だったり上部が手前に湾曲したり、色々だ。
床には分厚いマットが敷き詰めてある。
一見して、テレビで見たことのあるあれだな、と思った。
あらためて幟を見ると「ボルダリングジム」と書いてある。
あの岩登りをボルダリングと呼ぶことを初めて知った。
ここはその技術を習得するジムであるらしい。
たまに様子を窺っているが、いつも閑散としている。
事業として成り立っているのかと気にならぬでもない。
ともあれ、腕力も脚力も弱った老人には縁のないスポーツだ。
商売になろうと、なるまいと、それこそ余計なお世話である。
(2013.11.20)