2016-05-27
926) リュックサック
今朝の通勤時、JR電車の中でのこと。ぼんやり車内放送を聞いていた。これまでに聞いた覚えのない内容に「あれっ」と思った。
正確には覚えていないものの「車内が混んできました。リュックサックをお持ちのお客様は、手に持つか、棚の上に置いてください」といったような内容だった。
遅ればせながら、ついにJRもリュックサックに目を付けてくれたか、というのが放送を聞いた最初の感想である。
いつのころからか世の中にリュックサックを背負った人が多くなった。初めは若者のファッションだった。若者だけでなく、年配者も背負い始めた。スーツの紳士のリュックサック姿も珍しくなくなった。
リュックサックだと両手は自由に使えるし、重たいものも運び易いし、手提げカバンよりはずっと機能的だ。リュックサックが普及するのは理にかなっていると思う。
困るのは電車やバスの中である。
混んだバスの中で、後ろからぐいぐい押す人がいる。怒って振り返るとそこにリュックサックがある。
場所を移動しようとしても、リュックサックが邪魔して動けない。
ようやく座席を確保して広げた本の上に、リュックのお尻がのしかかってくる。
いずれも背負った人はそれを知らない。すずしい顔だ。迷惑する周囲の人は、黙って耐えるしかない。
という訳で、今朝のJRの車内放送には「でかした」の花丸をさしあげたいと思った次第である。(2016.05.27)
画像 : 昨日の水彩画入門講座で描いた作品「お堀(部分)」