物忘れが激しくなった。人名等の固有名詞は言うまでもなく、いつも使っている普通名詞もなかなか出てこなくなった。「あれ、あれ」「それ、それ」である。

　その上、つい今しがたやろうと決心していたことを、次の瞬間には忘れている。後になって、あの大事なことを忘れていた、と思い出す。反対に先ほどやったことが記憶からなくなっている。玄関のカギをかけ忘れている気がする、ガスの栓を切り忘れた気がする、確かめるために途中で何回家に帰ったことか（？）結果はちゃんとできているのだがーー。

　そんなもの忘れ対策として実行していることがある。できるだけルーチン化することだ。この作業の次には、この作業、次にはこの作業、その間に余計な作業ははさまない。これでいくらか効果があるようだ。

　例えば朝、私の行動は毎日同じ流れだ。余計なことはしない。（＝は同時行動）

　朝起きる（5：45）→新聞を取って読む＝テレビを点ける→雨戸を開ける＝硝子戸のカギ施錠→やかんの湯を沸かす＝パンを焼く＝コーヒーの準備＝ゆで卵の殻むき→朝食→朝の薬服用→ゴミ出し→歯磨き＝髭剃り＝洗面→トイレ→着替え＝出勤準備→電気、ガスの確認→出勤（7：20）

　会社から家に帰ってもやる順番は決まっている。家に入ったら、毎日まず最初にやることはお風呂に湯を入れ→これを続けても退屈するだけだから省略する。

　これからもご近所様や周囲の人々に迷惑をかけないように、工夫しながら生きてゆきたいと思っている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　（2023/05/16）