2023-06-09
1279)コロナ禍からの回復
その対策として、政府は種々の給付金や補助金を創設して企業の救済を図った。政府がお金を「とる」だけでなく「くれる」こともあるんだと驚いたものだ。
コロナ禍によってわが社も業績悪化に苦しんだ。コロナが流行り始めてから、感染を恐れて、病気で病院に行く人が減ったらしい。必然的に薬局はひまになる。薬局がひまになったら、薬剤師さんの需要がなくなる。薬剤師さん専門の人材紹介を業とするわが社には注文がこない。
はじめは「おじいちゃん、おばあちゃん。高血圧ですぐに死ぬことはないからね。病院に行ってコロナがうつったら死ぬよ」といった会話が各家庭で繰り広げられたのかもしれない。
それが巡り巡った結果として、2020年度のわが社の売り上げは半減した。政府の給付金をもらった。無利子の政府貸付金も借りた。しかし焼け石に水、今までに経験したことのない、大きな赤字を出す結果となった。あの状態があと1年か、2年も続いたら確実に倒産しているところだった。今でも冷汗が出る。
その後一昨年度、昨年度と業績は少しずつ回復し、2年間で2020年度の赤字をようやく解消することが出来た。諦めなかった社員皆さんの努力のたまものだ。
今年度はこの新たなスタート台から、大きく飛躍したいものである。
(2023/06/09)