会社から帰宅して入浴中にチャイムが鳴った。こんな時間に誰だろうと思いながら、急いで風呂から上がり、服をひっかけて玄関に出た。日頃あまり見掛けたことのないご婦人が立っていた。聞くと、私が知らないだけで、緑道を挟んで数軒先の奥さんだった。

　我が家のカーポートを使わせてくれないかという要件だった。息子さんの車の駐車場がなくて困っているらしい。カーポートは空き家だし、高齢で免許証を返上してしまったので、私がこの先車を保有する可能性もない。そんなこんなを町内会の世話役さんに聞いておいでになったようだ。無駄に空いているより、有効活用された方が駐車場も嬉しかろう。どうぞお使いくださいと即答した。

　昨日から我が家のカーポートに車が停まっている。久しぶりの入庫車を迎えて駐車場も喜んでいるようだ。

　　　　　　　　　　　　（2023/11/08）