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てげてげブログ
2023-11-29

1383)ハラスメント

 福岡県宮若市の職員が市長からパワハラを受けたとして訴えたというニュースが流れていた。「今、失敗してガンガン言われた方がいい。それに耐えきらんかったら辞めろ」などと大勢の前で大声で叱責されたという。録音データも提出されたらしい。

 ほんの数日前には、プロ野球楽天の安楽投手がパワハラをはたらいて問題になっているという記事も目にした。スポーツ界でのパワハラの話は他にもいくつか騒がれたような記憶が残っている。


 ハラスメントの最初はセクハラだった。セクハラの判断基準は比較的分かり易かった。ほどなくパワハラが騒がれ始めた。そしてどこまでが指示命令あるいは指導教育で、どこからがパワハラになるのかの判断が難しくなってきた。さらにモラハラ、マタハラ、アカハラ、カスハラ・・・と次々にいろんなハラスメントが騒がれるようになってきた。迂闊にモノが言えない時代になったなぁと思う。


 過去のハラスメントの記事をネットで見ていたら、数年前の小池東京都知事の記者会見記事が出てきた。ちょっと拝借してみる。

 『昨今は、ハラスメント(嫌がらせ)の判断基準の度合いが昭和時代から考えると、どんどん上がってきている。それに気づかない人が、(高い判断基準の)ハードルに躓いてこけているということ。良い悪いの議論はあるが、社会はいつも変革するもの、社会においてどういうハードルで、どこが良くて、どこが悪いのか、客観的に見極めることが必要ではないか』


 なるほど、である。確たる判断基準がなく、ハードル自体が動いている現状では、時代の求めるハードルを見極めて、そこに自分を合わせてゆくしかないようである。

                (2023/11/29)

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