2023-12-06
1387)指令についてゆけない脚
右脚、左足、右脚と繰り出す意識と、意識についてゆけない実際の脚。もつれて自分の脚ではない脚で歩いているような気になる。
足元がおぼつかないので、最近は転倒防止のため、革靴に変えてスニーカーを履いている。それなのに履いたスニーカーのつま先が路面に突っかかってこけそうになる。それがしばしばだ。脚が上がっていないのだ。
歩きが遅い。周りの人に次々に追い抜かれる。急ごうと思っても急ぎ歩きが出来ない。小股歩きの上に回転が遅いのだ。大股で歩こうとしても長くは続かない。回転を速くしようと思っても無理な相談だ。
道に面するガラスに映る自分の姿は、前屈みでチョコチョコ、老人歩行そのものだ。胸を張って、背中を伸ばして、大股で、下を向かず視線は遠くに・・・とその都度、自分に命じるがすぐに忘れてしまう。
会社でも、椅子から立ち上がってしばらくは脚が強張って動けない。自宅でベッドから起きた時は膝がヨロヨロとして倒れそうになる。夜中に小用で目覚めた時には要注意だ。
こんな調子だと動けなくなる日が近く訪れるのかもしれない。加齢現象なら、仕方のないことではある。
(2023/12/06)