土曜日はグループホームに妻との面会に行った。先週、都合で行けなかったので2週間ぶりだった。義兄（妻の兄）夫婦からも会いたいという連絡があって一緒だった。許可された10分間の短い面会時間で判断するのは拙速かもしれないが、2週間前に比べて明らかに認知症の症状が進行していると感じた。

　ボーッとして表情がなく、私に対しても、兄夫婦に対してもほとんど反応を示さなかった。3人のことを認識できなかったのかもしれない。

　最近は意味不明の独り言をえんえんと喋るのが常だったのに、一昨日はほとんど言葉を発しなかった。かわりに終始きりきりと音を出して歯ぎしりをしていた。環境が変わったことによる精神的プレッシャーがあるのだろうか。歯医者に診せてもらうようにホームに頼んできたけれど・・・

　あまりの衰弱ぶりにショックを受けた。脳の衰弱と身体の衰弱にどのような繋がりがあるのかは知らない。しかし、考えたくない最悪の事態を覚悟する必要があるのかもしれない、そんな感じをもった一昨日の面会だった。

　　　　　　　　　　　　　　　（2023/12/18）