昨年、年末のことだった。主催者が「（公財）日本電信電話ユーザ協会北九州地区協会」という団体で、「北九州商工会議所」が後援する、「2024新春トップセミナー」の案内文書が届いた。

　トップセミナーという触れ込みだが、大きな声では言い辛いものの中身は落語会である。参加費無料でもあり、参加申し込みをしておいた。

　一昨日がそのセミナー（？）当日だった。時間は15時30分からなので、いつもよりも少し早く退社させてもらって会場のリーガロイヤルホテルに出かけた。

　セミナー講師（？）は「蝶花楼桃花」という落語の師匠というにはまだ若すぎる女師匠である。2年前の真打昇進に伴い蝶花楼桃花に改名したが、その前、二ツ目の頃は「ぴっかり」という落語家らしくない変わった芸名だったのを覚えている。テレビにも出ていたし、私も「笑点」の前座で何回か見たことのある美人の落語家だ。

　軽妙な語り口で、新作落語ひとつと古典落語をひとつ（題名は忘れてしまった）語り、最後にサービスで南京玉簾の芸を見せてくれた。愉しい1時間半だった。ところで・・日本電信電話ユーザ協会という主催者団体はどういう目的があってこのような催しを企画・実施してくれたのか、よく分からないまま会場を出た。

　　　　　　　　　　　　　　　　　（2024/01/17）