2024-09-03
1546)台風10号の記憶
非常に強い台風という事前情報で大騒ぎされた台風だった。また進路が定まらず、長時間うろうろと彷徨った台風だった。場所によっては激しい雨や風が襲った。被害も出た。しかし私が住まっている福岡では雨も風も大したことはなかった。騒がれた割には拍子抜けのする台風だった。けれど社会生活では大きな被害を被った。
木曜日。朝、少し雨風はあったものの、通常の時間に出勤した。バスや電車の中は通常よりも幾分乗客が少なかった。小倉駅に着いてみると、改札口に張り紙がしてあり、人混みがしていた。覗くと「鹿児島本線の下りは、最終電車10時45分、以後は運転しない」という趣旨の内容が理解できた。バスもあてにならないし、帰宅の足がなくなってしまう。
このため会社には出勤したものの、滞在したしたのは2時間だけ、2時間後には予定されていた研修会を中座して退社した。
そして金曜日、強い台風に備えて、電車もバスも全面的に運休になった。高いタクシー代を負担する勇気もなく、仕方なく会社をお休みさせてもらった。家で一日過ごしたが、雨も風も大したことはなく、何のために休んでいるのか、忘れてしまうような平穏な一日だった。
電車もバスも、安全優先はわかるけれど、実際の台風の状況に応じて、もう少し柔軟な対応は出来ないものだろうか(?)自衛手段を講じてホテルに宿泊した感心な社員もいたが、見習うべきだったのかもしれない。
(2024/09/03)