
2025-02-18
1948)血税
・・・「血税」は本来「兵役」を意味した。明治政府が1872年に出した徴兵告諭に由来する。兵役で国に血(命)をささげる旨の仏語を直訳し、〈西洋人これを称して血税という。その生血をもって国に報ずる〉として徴兵令が施行された。民衆には国に生きたまま血を搾り取られるという流言が広まり、各地で暴動が頻発した。この騒動は「血税一揆」と称された。いつしか「血のにじむような苦労をして納めた税金」と意を変えたが、理由は定かではない。・・・
私は血税という言葉は使わないようにしている。税金に血を着けることに、照れくさいというか、なにやら抵抗を感じるのである。血のにじむような苦労をして納めた税金、という意識が薄いのかもしれない。
(2025/02/18)