
2025-05-21
2009)誕生日
誕生日おめでとうとは言うけれど、誕生日が本当にめでたいことなのかどうか、疑問がないでもない。幼い頃、片田舎で生まれ育った私には、誕生日を祝ってもらった記憶がない。そもそも誕生日を全然意識せずに育ったのが、そんな感覚に影響を与えているのかもしれない。
それはともあれ、今日から83歳になった。83歳というのは日本人の平均寿命をとうに超えた年齢だ。あと何年生きるものやら自信もないし、希望もない。これまで通り、成り行き任せで生きてゆくしかないと思っている。
成り行き任せの私にして、心身共にここまで元気で生きてこられたのは、この会社の存在とそこへのかかわりがあったからに他ならない。日々生きた社会と繋がっているという意識は、老け込む気持ちをとどめてくれた。また毎日の通勤で万歩計は日々7000歩前後を刻んでいる。家にじっとしていたら、とうの昔に歩けなくなっていただろうと思う。それを許してくれた社長以下社員のみなさんに深く感謝したいと思う。
(2025/05/21)