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てげてげブログ
2010-09-28

205)内視鏡手術 2010.9.28

  近しい親戚が食道癌の摘出手術をすることになった。貧血気味だったので、念のために胃カメラを呑んだところ、偶然にも初期の食道癌が見つかったのだという。

  福岡市近郊の某病院、昨日は夫婦して手術の立会いに行った。食道の壁に薄く広がった癌の組織を、喉から差し込んだ内視鏡で剥ぎ取るのだという。
  今は大概のことが内視鏡で出来る時代になったようだ。切ったり、縫ったり、出血したりしない分だけ、身体にも負担をかけなくて済む。驚いたのは担当の部署が、外科ではなく内科だったことだ。もしかしたら手術と呼ばないのかもしれないと思ったりしたが?

  手術室に入ってから2時間あまり、麻酔のためにうつらうつらと半ば眠りながら、搬送用ベッドに乗せられて出てきた親戚は、昔のように集中治療室に入ることもなく、一般病棟に直行した。手術が手軽なものになったことを実感した。
  術後の主治医の説明によると、手術は成功で心配することもないようだ。あとは組織検査の結果を待つのみである。摘出された癌の組織が、液体の中でピンにとめられて「ひょっこりひょうたん島」みたいに浮いていた。

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