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てげてげブログ
2011-02-15

262)トラの手術

  もうすぐ17歳になる愛猫トラが昨日から入院しました。数ヶ月前から、食事の後などに、前足でしきりに口の周りをひっかくしぐさをするのが気になってはいたのです。一昨日、それがあまりにもひどいし、おまけによく見ると涎をたらしています。これは医者に診て貰おうと言うので、昨日妻が近くの「むつごろう動物病院」につれてゆきました。診察後すぐに、妻から報告の電話がありました。

  歯石がいっぱい溜まっていて、ぐらついた歯もあるそうです。全部の歯を抜いてしまった方がいいという診断です。歯を全部抜いてしまったら、入れ歯をするのかと疑問に思っていたところ、猫は歯で噛み砕いている訳ではないから歯が無くても大丈夫とのこと。野生の動物は歯で餌を捕まえたり噛み切ったりするために必要だけど、飼い猫はペットフードを貰って呑み込むだけなので歯は必要ないのだそうです。

  手術をお願いすることにして検査をうけたところ、腎臓が弱って体内に老廃物が溜まっているので、このまま麻酔をかけたら命にかかわるかもしれない、とまた次の難題です。結局、点滴注射をして、体内の老廃物を体外に排出してから手術にかかるということでした。ということで昨日から点滴注射を受け、今日の午後から手術にかかるということです。帰宅するのは明日以降になります。
  何故腎臓が悪くなったのか聞いたところ、猫は腎臓が弱い種族なんだそうです。それに高齢が重なったということのようでした。今回の処置で腎臓が良くなる訳ではないから、手術後も時々点滴注射を受けた方がいいだろうとの診断ももらいました。

  昨夜の夕食は、甘えん坊のトラがいない寂しい食卓でした。トラの大好きな刺身があるのに、ミャー、ミャーとねだる鳴き声も聞こえず、もの欲しそうな視線も感じないのが、なんだか物足りなく、夫婦二人でぼそぼそと食事を済ませました。(2011.02.15)
  

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