昨日は昔の勤務先（安川電機）で総務や人事の業務に携わっていた人たちのＯＢ会があった。メンバーは12人、69歳の私が若い方から2番目という高齢者集団である。毎年6月と12月、年に2回召集がかかる。夜の会合は控えた方がいいだろう、というので真昼の12時集合、2～3時間飲んで喋って、ほろ酔い加減で解散に至るのが常である。

　　話題は健康や病気に関することが多い。みんな夫々に何かの病を抱えながら、上手に付き合っていらっしゃるようだ。健康維持のため、ヨガに通っている元気な大先輩もいらっしゃっる。
　　例年と違う今年の話題の特徴は、東日本大震災のことや原発のことだった。菅総理に関する話題もさかんだった。諸先輩の前では思ったことも言えなかったけれど・・・この場を借りて、私の菅直人観をちょっぴりだけ。

　　菅直人というのは、どういう人物なのだろうか。与野党揃って、周囲はみんな「ヤメロ、ヤメロ」の大合唱。菅総理の存在自体が、政界最大の瓦礫となり、この瓦礫を取り除かないことには、日本の政治はにっちもさっちも動けなくなってしまった。にも拘らず、一日でも長く政権の座にしがみつこうとあの手この手と策を弄している。この人は、自分の延命の他に、日本の将来を少しでも考えているのだろうかと思ってしまう。
　　何かの会合の時の演説がテレビで繰り返し放映されている。「私の顔を本当に見たくなかったら、この法案を早く通せばいいんですよ。」そしてあのゲタゲタゲタと品性のかけらもない高笑い。
　　どうして我国はこんな人物を総理にいただくことになってしまったのか。不幸の極みである。（2011.06.21）