2012-04-18
387) 石原知事と尖閣諸島
近年、日本のあちこちの土地を買いあさっている中国のことである。将来気がついたら、中国が大金を積んで尖閣諸島を買い取っていたという可能性もゼロではない。
以前から国有化すべきだと主張する人は多かった。しかし中国に気兼ねした日本政府は、これまで何の動きもしてこなかった。
そこに降って湧いたような石原東京都知事の発言である。石原知事は、国が何もしないのなら、東京都が買い取りたい、地権者との間で交渉話も進めている、という趣旨の講演をアメリカの地でやってのけた。
まことに痛快である。常人では思いつかない発想であり、行動である。常日頃、石原知事の他人を見下したようなあの不遜な言動は好きではなかった。しかし今回の声明だけは、さすが石原知事と感じ入った。
慌てた政府は、国有化の可能性について言及したが、中国恐怖症に犯された腰抜け政府にはとても実行不可能であろう。先送り、先送りで時間ばかりが過ぎてゆき、取り返しのつかないことになりかねない。石原知事ガンバレ、日本の国土を強欲中国に乗っ取られるかどうかは、あなたの決断にかかっている。(2012.04.18)