2012-06-19
402) 事務局長
5年前、九州支部の総会は人事をめぐって大揉めに揉めた。総会の後、執行部不在という異常な状態が数ヶ月続いた。事態収拾のために私も駆り出された。会議を重ね、順を追ってみんなの合意を取り付けていった。あげくには私自身に副支部長のお鉢がまわってきた。1期2年弱で私は支部の仕事から逃げ出したが、戦後処理のために大変な苦労をしたという思いがある。
M氏も同時期に事務局長に就き、一緒に苦労をし、以後も今日まで事務局長の重責を担ってきたのである。
事務局長就任後、ほどなく彼は腎臓を悪くして、故郷長崎の大学病院に入院した。退院後のことについて周囲が心配しはじめた。腎臓透析治療を受けながら、事務局長としての勤務が出来るのだろうか・・・
私が支部を代表して、彼の入院先の主治医を訪ねることになった。「腹膜透析という方法を採用する。これは毎夜自宅で透析をすればいいので、通常の勤務に支障はない。本人の生き甲斐のためにも勤務を続けさせてもらいたい。」・・・それが主治医の話だった。
以来、彼の健康状態については、陰ながら気にしてきた。頑張り屋で責任感の強い彼のことである。無理がたたったのか、最近職場で倒れ、再入院したという話が飛び込んできた。その後もあまり調子が良くないようだと伝え聞いた。
任期途中での今回の辞任は、彼としては残念なことだろう。しかし健康が一番、故郷長崎でのんびりとこれまでの疲れを癒して欲しいと思う。
これからお会いする機会も少なくなるでしょう。健康を祈ります。手土産にいただいたお菓子が美味でした。(2012.06.19)