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てげてげブログ
2012-07-18

412) ベトナム旅日記ー4 (聞きかじり)

  前回に引き続き、とりとめのない聞きかじりを続ける。

(車の追い越し)
  ベトナムには片道一車線の狭い道路が多い。サンターラインのない道も少なくない。走っている車は抜きつ、抜かれつ、しょっちゅう追い越しをする。我々の観光バスも次々と追い越てゆく。
  反対車線に出る。向こうから走ってくる車、双方クラクションを鳴らし、ライトを光らせながら、正面衝突することなく追い越しに成功。ほっと胸をなでおろす。
  1車線の道に限らない。驚いたことに、片道2車線、3車線の広い道路でも、平気で反対車線に侵入して追い越しをする。思い起こしてみると中央分離帯のない道路が多かったせいかもしれない。

(ベトナム戦争の傷跡)
  世界遺産のグエン朝王宮。さぞかし壮大な宮殿だっただろうと想像される。現在残っているのは前部だけで、後の部分、王宮の大半はアメリカの爆撃で破壊された。現在少しずつ復元作業が進んでいる。
  同じく世界遺産であるチャンバ王朝の遺跡、ミーソン遺跡の戦争の傷跡も激しかった。石造の遺跡の大部分が爆撃で破壊され、爆弾が落ちた穴がそのまま残されていた。復元された石造遺跡の内部にその爆弾が展示されていた。
  ベトナムの名産品、刺繍工場では、枯葉剤の後遺症に悩む女性が働いていた。田んぼの中からはまだ不発弾が出てくるという。

(ドクちゃん)
  枯葉剤の影響で生まれた結合双生児、ベトちゃんとドクちゃん。かって新聞などによく載っていたので、二人の姿は記憶に残っている。ベトちゃんは亡くなったが、ドクちゃんはホーチミン市で元気に暮らしているという。
  結婚して子供も生まれたと聞いた。コンピュータの仕事をし、奥さんは教師だとか。これまでの日本の援助にはおおいに感謝しているという。

(ODA)
  どの現地ガイドからも、日本のODAに対する感謝の言葉を幾たびともなく聞いた。「日本のおかげです。」山を貫くトンネル、河をまたぐ橋梁、高速道路、病院等、多くのインフラが日本の援助で出来ている。そしてベトナムの多くの人たちに喜ばれている。同時に、この工事で儲けた日本の企業も多いことだろう。(2012.07.18)

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