2012-07-12
409) ベトナム旅日記ー1 (ツアー客と添乗員とガイド)
某旅行会社が企画運営した『4つの世界遺産を巡る、はじめてのベトナム縦断6日間』と名打った福岡空港発着のツアーである。
7月5日、午前8時、空港に勢揃いした参加者は34人。男だけ4人のグループと女だけ4人のグループ、両親についてきた娘さん1人、そして我々65会の中で配偶者がついてきてくれなかった男3人、合計12人を除いた22人、11組が夫婦参加である。
年齢は83歳と77歳の夫婦(旅行中にこのお二人には敢えて年齢を聞いてみた)を最高齢に、殆どが60歳を超えていると見受けられた。若い人は娘さん一人だけだった。居住地は九州各県と山口、広島の人もいた。
食事の際に、あるいは観光や買い物の際に、色々と話す機会も多かったが、あまり奇人変人らしき人も見当たらず、終始、穏やかな気持ちで旅行を終えることができた。まあ、こういうスタイルの旅行も悪くないじゃないかというのが皆の感想だった。
反対に、これらの年寄りを率いてゆく添乗員は、まだ24~25歳かと見受けられる若いお嬢さんだった。関西の出身で、大学卒業と同時にこの旅行会社に就職、福岡に配属になったのだという。最後まではきはきと明るく、面倒見の良い添乗員さんだった。
現地では3人の現地男性ガイドが案内してくれた。以下は好き嫌いも含めた私の独善的な評価である。
1~2日目、ホーチミン市のガイドは日本語の発音が下手くそで半分も理解できなかった。かつ観光案内をほとんどしてくれなかった。代わりに土産物屋への案内には熱心だった。
2~4日目、ダナン~ホイアン~ミーソン~フエ の間についたガイドは日本語もまずまずだったが、ツアー客の関心に沿った話題を豊富に提供しながら案内してくれた。その親切な案内が気に入った。彼は師範学校を卒業したが教師になれず、ホテルに勤務、そこで出会った日本人の礼儀ただしさと優しさに触れたことが契機で日本語の勉強を始め、日本語ガイドになったという大の日本フアンだった。
4~5日目、ハロン湾とハノイのガイドは、3人の中で日本語が一番上手だったかもしれない。日本の諺に詳しくて、案内の中で諺がポンポン飛び出していた。ハノイ大学の日本語学科出身だという。しかし・・ツアー客とのコミュニケーションがいまいちで、親しみを持てないガイドだった。(2012.07.12)