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てげてげブログ
2009-11-08

225)ビデオ映像流出事件

  尖閣諸島における中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件を映したビデオ映像のネット流出事件がさわがしい。海上保安庁か検察のいずれかの内部犯行との見方が強いようであるが、真相はまだ掴めていないらしい。
  ちょっと前には警視庁の重要な機密情報がネットに流れたという事件もあったが、これもまだ解決されないままになっている。
  これらから見えてくる日本国の情報管理の甘さは、諸外国からの信用失墜に繋がり、必要な情報が諸外国から提供されなくなるという可能性も指摘されている。

  ネット社会は瞬時にしかも広範に情報が拡がるから恐ろしい。インターネットの匿名制や内部告発を奨励するような社会の雰囲気が相まってどこで何が出てくるかわからない。再発防止策を急いでもらいたいと思う。しかしやる方も防ぐ方も人間である。完璧な予防策は難しいのかもしれない。

  それにしても、ビデオ映像を最初から公表していれば、こんな騒ぎは起きなかったはずだと思う。また日中間の対立が激しくなる前、当初の段階で、事実としてサラリと公表していたら、中国政府もサラリと受けとめられたかもしれない。隠し立てしたり、国会の委員会だけ見せたりという姑息な秘密主義に走るから、こんなことになった・・・んじゃなかろうか。流出犯はそんな政府のありかたに腹をたて、自分なりの正義感から行動をおこしたのではないかと思う。

  さてネットで映像を見た中国では、捏造映像だとかなんとか、日本が悪いという書き込みが多いと報道されている。中華の国、中国人はいくら証拠を突きつけられても、自分の方が悪いとは決して認めないようだ。
  少し前に起こった毒入り餃子事件でも、中国が原因じゃない、日本国内で毒が注入されたと臆面もなく主張し続けていた記憶がある。
  色んな資料から日本の領土であることが明白な尖閣諸島についても、中国の領土だと主張することをやめない。中国領土論を主張し始める前までは、中国の地図にさえも日本国の領土として記載されているという。
  これらのケースから推測出きる事は、中国人に対しては、証拠なぞあんまり役に立たないのじゃないかという事実である。また一度振り上げた拳は決して下ろさず、相手が屈服するまで無理押しするという事実である。
  こんなしぶとい隣国、中国と付き合っていくためには、こちらも遠慮せず言うべきははっきり言う必要があるのではないか。「友愛」なぞと暢気なことを言ってる場合じゃないと思う。(2009.11.08)

  

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